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再び脚光を浴びるアルバータ

アルバータ州で撮影の『ジェシー・ジェームズの暗殺』が国際映画祭で注目の的に 待望の映画『ジェシー・ジェームズの暗殺』(原題:The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford)が2007年9月2日、ベネチア国際映画祭で初上映されました。8日にはトロント国際映画祭で上映され、18日にはニューヨークで封切られました。日本での公開は2008年1月12日です。
ブラッド・ピット氏は、
『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』
の撮影ではじめてアルバータのすばらしさに触れて以来、アルバータの大ファンであると言います
c2008 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC

この映画は、今までにアルバータ州で撮影された『アウトロー』、『ギャンブラー』、『ビリー・ザ・キッド/21才の生涯』、『大いなる勇者』、『天国の日々』といった1970年代の名作に匹敵する作品として称賛されています。

初上映で絶賛の声

ベネチア国際映画祭での評価は高まるばかりです。米国の有力映画業界誌『バラエティ』は、「ギリシャ劇のように容赦なく、悲劇的な運命へと登場人物たちを導く、魅惑的で威厳に満ちた叙事詩」と、この映画を評しています。

ロケーション、ロケーション、ロケーション・・・

ストーリーが展開する実際の撮影場所は、その映画の成功にも大きくかかわってきます。それは、アルバータ州で撮影されたアカデミー賞受賞映画『ブロークバック・マウンテン』、『許されざる者』での大成功が物語っています。

『ジェシー・ジェームズの暗殺』の撮影はアルバータ州の各地で行われました。ワーナー・ブラザースの公式サイトには次のようにあります。「制作スタッフはアルバータ州南部の草原地帯やマッキノン平原に、撮影に必要だと思い描いていた広大な場所を見つけました。そこは、人の住む気配のない土地がほぼ手を加えられていない形で残っていました」

ロケーション担当マネジャーであるリノ・ペース氏によると、プロデューサーたちがアルバータをとても気に入った理由は、多彩なロケ地が主要都市のカルガリーからすべて近距離にあるということでした。また、他の映画制作スタッフは、見渡す限り広がる空に魅了されたと言います。

「この映画ではまさに風景がひとつの役割を果たしました。キャストやクルー、地元の人たちはみな一様に、どんな天候でも、またその日の撮影がどんなに多忙なものでも、それぞれのロケ地の美しさに打たれ、畏敬の念を覚えました」とペース氏は話しています。


また、本作品の監督であり脚本も手がけたアンドリュー・ドミニク氏がテレンス・マリック監督の大作『天国の日々』の大ファンであり、それが今回の撮影地の決定に大きく影響したということも付け加えました。

アルバータ州観光公社ポートフォリオマネジャーのクラウス・ロス氏は、このジェシー・ジェームズの映画がきっかけとなってアルバータ州の観光業が発展することに大きな期待を寄せているとして、次のように話しています。「『ブロークバック・マウンテン』のおかげでアルバータ州のロケ地は観光スポットとして定着しました。訪れる人たちは、映画そのままの風景の中に自分の身を置いてみたいと思っています。ジェシー・ジェームズの映画によって、映画のプロデューサーたちだけでなく、観光客にとってもアルバータ州の壮大な景色や西部の街の体験を楽しめることがあらためてはっきりとするでしょう」

さらにロス氏は、「カナナスキスにあるゴート・クリークの見事な景観は、アルバータ州のすばらしさのほんの一例にすぎません。アルバータ州を訪れれば、有名なゴルフコースや近隣にある世界一流のスキー場など、一年中見るものやすることが豊富にあることをおわかりいただけるでしょう」と言っています。ゴート・クリークは、世界でも人気の高い観光スポットのひとつであるバンフ国立公園に近いキャンモアのすぐ南西にあります。


歴史遺産に脚光

カルガリーのヘリテージ公園
は、町並みの撮影に使用されました。『ペイルライダー』、『許されざる者』、『ワイルド・レンジ/最後の銃撃』のプロデューサーで、この映画のプロデューサーでもあるデイビッド・ヴァルデス氏は、ドミニク氏がこの場所を気に入り、「歴史的建造物が集まっているここは、まさに探していたとおりの場所で、おかげで町のセットを作る必要がなくなりました」と話しています

ワーナー・ブラザースは、フォート・エドモントン公園の特別の配慮により、「ブルーカット列車強盗」というドラマチックな場面の撮影に、現在使われている鉄道の線路に年代物の列車を走らせることができたと言っています。制作チームは、友好のしるしとして公園の列車を「より当時のままの姿に近い形に」復元しました。「史実にもとづいて塗りなおし、寝台車をつけ、貨物車も加えました」とヴァルデス氏は話しています。

プロデューサーであり主演も務めるブラッド・ピット氏は、『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』の撮影ではじめてアルバータのすばらしさに触れて以来、アルバータの大ファンであると言います。『ジェシー・ジェームズの暗殺』の撮影時には、パートナーのアンジェリーナ・ジョリー氏と家族を連れて、世界的にも有名な恐竜博物館であるロイヤル・ティレル古生物学博物館を訪れました。

ベネチア映画祭で、ピット氏はこの新作について次のように語っています。「(ジェシー・ジェームズは)現代の映画制作の時代感覚にはおさまらない、とても複雑に絡んだ映画です。(中略)この映画は、良いワインのようにそこに鎮座し、そして芳醇な香りを放つ、とても味わい深い映画と言えるでしょう。映画制作の究極の形であり、私が最も好きな形です」

ベネチア映画祭ではジェシー・ジェーム ズを演じたブラッド・ピット氏に主演男優賞が贈られました。現在映画は米国で公開されており、撮影監督のロジャー・ディーキンス氏がそのすばらしいカメラワークで称賛を浴びています。ケーブルテレビ局MSNBCの映画評論家アロンソ・デュラルデ氏は「見事でない場面がひとつもない映画」と評しています。

もちろんそうに決まっています。アルバータなのですから。

文章・写真:アルバータ州観光公社 協力:アルバータ・フィルム・コミッション



 

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